日本眼科アレルギー学会は、アレルギー性結膜疾患における基礎と臨床の双方からのアプローチを行い、アレルギー性結膜疾患診療レベルの向上を図り、
患者さまへ適切な医療を提供することを目的として結成された学会です。

日本眼科アレルギー学会

〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-4-7 スタッフルームタケムラ(有)内

03-5287-3801

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新役員挨拶

副理事長 福田 憲

高知大学医学部眼科学講座 准教授

【副理事長就任挨拶】

この度、日本眼科アレルギー学会の副理事長を拝命いたしました福田です。

スギ花粉症患者の増加に伴い、アレルギー性結膜疾患の有病率も非常に高く、まさに国民病となっています。その正確な発症機序・有病率の解明や根治療法の開発は喫緊の重要な課題です。また眼アレルギー診療においては、眼科だけでなく小児科・内科・耳鼻科・皮膚科など多くの他診療科と連携し、患者さんの生涯を通して治療することが重要です。現在アレルギー疾患の治療に抗体製剤などの新規の薬剤が次々と使われるようになっています。これらの薬剤の眼アレルギー疾患の新規治療薬への応用や眼への副作用なども臨床的に重要な問題となっております。

日本眼科アレルギー学会の副理事長として、眼アレルギー疾患の診断・治療法の改善に加えて、日本アレルギー学会や他学会との連携、質の高い眼科アレルギー研究成果の世界への発信など、海老原理事長の下、本学会の発展のため精進して参りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

理事(会計) 松田 彰

日本大学医学部附属板橋病院

このたび、引き続き会計担当理事を拝命いたしました松田です。アレルギー学会ならびに眼科学会の中での眼アレルギー分野のプレゼンスを向上させるべく、海老原理事長をはじめとする皆様方と頑張りたいと思います。眼アレルギーの臨床と研究に興味を持っていただけるように学会での情報発信に努めるとともに、眼アレルギー学会並びに日本アレルギー学会への参加を呼びかけたいと考えています。眼科臨床の中で眼アレルギー学会が果たすことのできる役割は増大してゆくと信じております。具体的には各種点眼薬による接触性皮膚炎の問題、アトピー素因に伴う眼合併症の問題などに力を入れていきたいと考えています。また、来年2025年には学術集会も担当させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

理事(渉外)堀 裕一

東邦大学医療センター大森病院眼科 教授

この度、日本眼科アレルギー学会の渉外担当理事を拝命いたしました東邦大学医療センター大森病院眼科の堀 裕一(ほりゆういち)です。どうぞよろしくお願いします。渉外担当ということで、学会員の皆様のために、日本眼科学会や日本アレルギー学会、その他の様々な学会と連携をとりながら、本学会のプレゼンスを高めて、この学会に入会して良かったと思ってもらえるようなシステムやサービスの構築に尽力できればと考えております。

また、日本には、花粉症を代表とする目のアレルギー疾患に苦しんでいる国民の方々が数多くいらっしゃいます。彼らのために、本学会から有益な情報を社会に向けて発信できるようにこれから努力していきたいと考えます。

海老原伸行理事長の元、役員全員が一丸となって学会の発展に取り組んでいく所存です。皆様、学会の発展のために、忌憚のないご意見やアイディアをどうぞお寄せくださいませ。今後ともご指導ご鞭撻のほどどうぞよろしくお願いします。

理事(編集)南場 研一

北海道大学大学院医学研究院眼科学教室 診療准教授

引き続き2024年1月からも理事(編集)をさせていただくことになりました。会員の皆様方にご挨拶申し上げます。

主に、年に1回発刊される年次報告書の編集、そして日本眼科アレルギー学会に帰属する文献や診療ガイドラインの転載許諾などに携わっています。アレルギーの世界も、特に他科領域では様々な治療薬が登場し、それらに基づく新たな治療戦略が打ち出されており、できるだけ年次報告書では「他科領域のトピックス」としてそれらを取り上げるようにしております。また、本年7月にはOIIA in Sapporoにて第7回眼科アレルギー学会の学会長をさせて頂きます。皆様ふるってご参加下さい。

海老原伸行理事長の下、日本眼科アレルギー学会の発展のため精進して参りますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

理事(庶務)宮﨑 大

鳥取大学医学部視覚病態学 教授

庶務担当理事としての役割を拝命し、心より光栄に思います。

アレルギー性結膜疾患は、有病率の高さと、限られた医療資源という公衆衛生上の課題があります。アレルギー性結膜疾患の有病率の高さと医療資源の限りある問題により、多くの患者はセルフケアに依存し、十分な医療支援が得られていません。発症機序の解明、根治療法、予防法の開発が喫緊の課題です。疫学的エビデンスの創出、眼科領域の研究強化、他科との連携による治療戦略の改善、ガイドラインの改定が重要です。アレルギー性結膜炎患者のQOL向上のため、専門医だけでなく一般開業医や非医療従事者向けの支援方法の開発、デジタルデバイスやAI技術の活用が急務です。これらを通じ、若い医師のリクルートと他科との連携を図り、学会のプレゼンスを高めたいと考えています。庶務担当理事として、これらの課題に対処するために全力を尽くしたいと思います。皆様のご支援とご協力をお願いいたします。